静岡発!セールスフォースで顧客管理・営業支援を加速するブログ

セールスフォース(Salesforce)

2016.09.28

セールスフォースで簡単にメルマガ等を一括送信する

「セールスフォースで顧客管理をしているけど、メルマガ等のメール配信は皆どうやっているんだろう?」

セールスフォースを始めたばかりの方をはじめ、そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

実はセールスフォースには「一括メール送信」機能が標準装備されており、予め送信メールのテンプレートを作成しておくことで登録されているお客様(リード、取引先責任者)に対するメルマガ等のメール配信が可能です。
ここでは、セールスフォースで「一括メール送信」機能を利用した場合のメルマガ等のメール配信を行うための手順をご紹介します。

手順としては大きく分けて以下の3ステップで行うことができます。

1.メールテンプレートの準備

2.一括メール送信者リストの準備(ビューの作成)

3.一括メール送信処理の実施

1.メールテンプレートの準備

※「メルマガ用」、「イベント告知用」などの用途に応じたメールテンプレートを予め作成しておきます。

  1. 「私の設定 → メールテンプレート」を開きます。
    ※必要に応じて「フォルダ」を作成しておきます。
  2. [新規テンプレート]クリックします。
  3. 「ステップ 1....」の画面で、作成するメールテンプレートの種別を選択します。
    ※「テキスト」、「HTML」を使うことが多いと思います。
  4. [次へ]をクリックします。
  5. 「ステップ 2....」の画面で、必要な情報を入力し、[保存]をクリックします。
    ※有効にチェックをしてから保存します。

2.一括メール送信者リストの準備(ビューの作成)

※メール送信対象者リストのような「ビュー」というものを作成しておきます。

  1. 「リード」または「取引先責任者」タブをクリックします。
  2. 「ツール」内の「...の一括メール送信」をクリックします。
    ※(例)取引先責任者は「取引先責任者の一括メール送信」となります。   
  3. 「新規ビューの作成」をクリックします。
  4. 「ビュー名」と「ビューの一意の名前」を指定、検索条件の指定、表示する項目の選択をします。
  5. 「表示を制限」の指定をします。
    ※「すべてのユーザに表示」を選択されることが多いと思います。
  6. [保存]をクリックします。

3.一括メール送信処理の実施

  1. 前述2で準備したビューを指定し[Go!]ボタン押下で送信対象のお客様を抽出表示します。
    ※送信しない顧客をチェックにて外すことができます。
  2. [次へ]をクリックします。
  3. 前述1で準備したテンプレートを選択して[次へ]をクリックします。
  4. 一括メール送信名を入力します。
    ※処理オプションにて以下の設定が可能です。
    ・BCC で自分に送信する
    ・活動履歴に残す
    ・署名を使用する
    → 署名は「私の設定→メール→私のメール設定」にて設定します。
      
  5. [送信]をクリックします。
    ※送信オプションにて「今すぐ送信」または「送信スケジュール」の指定のいずれかを選択します。
    ※初期値として「今すぐ送信」が選択されています。
    ※日時を決めて送信する場合は「送信スケジュール」を選択し、送信日時を指定します。

       

如何でしたでしょうか?
一括メール送信機能でメール送信を行う場合、1日1,000件までという制限こそありますが、1日で数百名程度のお客様へ簡易的に一括メール送信を行いたい場合等にはお勧めの機能です。
比較的簡単な操作でメール送信の準備 ~ 一括送信ができると思いますので、是非活用してみてください。

2016.09.26

東京オリンピック・パラリンピック大会チーフオフィサー 沼津で地方都市活性を語る

宇陀栄次氏講演会
宇陀栄次氏

2016年9月21日、沼津のプラサヴェルデにて、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会・大会組織委員会チーフ・オフィサーの宇陀栄次様の講演が行われました。

宇陀様と言えば、我々が地域パートナーとしてお付き合いのある株式会社セールスフォース・ドットコムのトップとして、日本の市場にクラウドを活用したイノベーションを数多く手掛けられた方です。

政府が重点政策として掲げる「地方創生」。人口減少の影響は、特に地方自治体にとって深刻な問題です。

政府は「まち・ひと・しごと創生法」により、少子高齢化への対応や、東京圏への過度な人口集中の是正、地域社会の個性を活かした住みよい街づくりを推進しています。

なかでも、IT技術の活用は、地方自治体の活性化において重要視されており、IT総合戦略本部は、地方自治体に対して「地方版総合戦略」を作成するよう要請しました。

「全国各地でのIT利活用に係る挑戦的な取組と、全国への横展開の推進」が掲げられており、『地域産業の活性化』『住みやすさの向上』『地方公共団体業務の効率化』で特にIT活用が求められています。

このような課題の中、

「地方都市活性化のための諸問題と成功事例~全ての企業経営者に贈る。IT革命のもたらす効果とは~」

との題目にて、宇陀様にはセールスフォースでの取り組みを通じて、ITがもたらす可能性と静岡県東部が進むべき道になるヒントをお話しいただきました。

外国人観光客の増加と東京オリンピックまでは千載一遇のチャンス

日本への外国人観光客は増加している傾向があり、東京オリンピックまでのこの4年間は千載一遇のチャンスです。
富士山と言う外国人観光客から見たら最高のアイコンをいかに活かして、静岡県東部に観光客を引っ張ってくる仕組みを作るかが最大のカギです。
このチャンスを逃せば、他の地域より「10年は遅れる」と言う危機感を持たなければなりません。

国が、GDP600兆円に向けた成長戦略として

  • 新たな成長市場の創出・拡大
  • 人口減少社会、人手不足を克服するための生産性の抜本的向上
  • 新たな産業構造への転換を支える人材強化

を挙げています。

それに伴い、様々なプロジェクトが立ち上がって予算がついていますが、注目すべきは以下10個のプロジェクトとのことでした。
もうすでに予算がついているので、必ず実行されます。新しいチャレンジとしてご参考にしてはいかがでしょうか。

  • 第4次産業革命 IOT、ビッグデータ、AI、ロボット 30兆円
  • 世界最先端の健康立国 20兆円
  • 環境エネルギー制約の克服と投資拡大 28兆円
  • スポーツの成長産業化 15兆円
  • 既存住宅流通・リフォーム市場の活性化 20兆円
  • サービス産業の生産性向上 輸送・旅館・小売 410兆円
  • 農業改革・輸出促進 10兆円
  • 観光立国(外国人旅行客消費額 8兆円) 15兆円
  • 2020年オリンピック・パラリンピック大会見える化 12兆円

変化することのリスク、変化しないことのリスク

地方都市には様々な問題があります。
人口減少、景気低迷、雇用機会不足、中小企業、人材不足、女性雇用、育児施設、介護・医療施設、医療費拡大、事業承継。。。

「雇用機会不足と人材不足」など矛盾した課題もあります。

その本質は、スキルとニーズのミスマッチ、変化への恐れや遅れなどが挙げられます。世界中を見ている宇陀様は、世界の勢力図や環境や年齢構成や技術革新によって、社会全体が大きく変化しているにも拘らず、日本人の意識や制度や対策はあまり変わっていないと警鐘されていました。

変化することには、リスクがある。変化しないこともリスクがある。環境が大きく変化している時に、どちらのリスクが高いのか。
を、頭をやわらかくして見極めていく必要があります。

変化のリスクを見極める一つの指標として「企業であれ役所であれ、業種業態問わずに顧客が何を望んでいるのかと言う「顧客志向(顧客目線での考え方)」が重要となってきます。

例えば・・・

  • 役所の手続きは、来所しなくても、ITの活用で手間を省けるのではないか。
  • 体の具合が悪いのに、病院に行って先生に診てもらわないといけない。

顧客志向の目線に立てば、

  • 千葉市の「ちばレポ」のように市民からの要望をスマホから集めるシステムを構築できる。
  • シンガポールではskype等で診断できるシステムを導入し、日本に逆輸入する予定がある。

と、顧客満足度をあげて新たなビジネスチャンスを生み出だすことができます。

顧客志向の目線で、変化することのリスクを選んだ老舗旅館

紙の台帳にしか集まっていなかった顧客の情報をセールスフォースで管理・見える化することで、いままで女将さんの頭の中でしか管理できていなかったお客様の好みや特徴を旅館の従業員みんなで情報を収集し管理できるようになりました。

おもてなしが徹底され、顧客満足度も向上し、リピートして宿泊されるお客様も増えたそうです。 一人の専門家より、集団の知恵(集合知)が業績の上場につながりました。従業員の働き方も変わり、旅館であるにも関わらず週休2日制も導入しています。

また、極めつけは、その顧客管理システムを同業者に販売するなど新しいビジネスを生み出しました。まさに変化するリスクを選らんだ成功事例ですね。

まとめ 企業も人も街も変革しなければならない。

  • 自分の運命を変えたいと思う人は多いけれど、自分自身を変えようと思う人は非常に少ない。
  • 過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。
  • 変化するリスクがある。変化しないことのリスクもある。世の中が急速に変化している時、どちらのリスクが大きいか。
  • 面白い仕事を探すのではなく、自分の仕事を面白くする。

と、宇陀様はこの講演を上記の4点で講話をまとめられました。

花が散るのを抑えるより、新しい芽を探すこと。ビジネスでは、変化を止めるよう頑張るより、変化に対応した新しいなにかを見つけていくことの大切さを学びました。

自分自身を変え、企業を変え、地域を変える。ドットツリーのような「集合知」を体現したようなプロジェクトもある。我々は、 セールスフォースのパートナーとして、地域密着型IT企業として、この地域を面白くする。そんな取り組みをしていきたいと思いました。

2016.09.12

2020年 静岡県(伊豆市)にオリンピックがやってくる

リオデジャネイロオリンピックが終わり、そして現在はパラリンピックが開催真っ只中ですが、みなさんはご覧になってますか??
この4年に一度の祭典に向け、世界中のアスリートたちが努力をして、泣いて、笑って、本番の一瞬に全てを掛ける。全世界の人が一斉に注目する、本当に素晴らしい大会だと思います。

ご存知のとおり、次回の開催は2020年の東京オリンピックです。閉会式で見せたアニメとゲームとリアルが融合したレセプションを見たら、4年後の自国開催の「お・も・て・な・し」が楽しみでしょうがありません。
東京オリンピックは、静岡県東部に本拠地を置く我々も他人ごとではなくなりました。自転車競技の開催地に伊豆市が選ばれたからです。すなわち、静岡県にもオリンピックがやってくるんです。伊豆市にはドットツリー修善寺に拠点もあることですし、なにかオリンピックに携わる仕事ができればいいですね。

オリンピック・パラリンピック大会組織委員会チーフオフィサー宇陀栄次様が沼津で講演

9月21日(水)に、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会チーフ・オフィサー(最高責任者)を務めていらっしゃる宇陀栄次様が沼津にて講演されることが決まりました。
宇陀様は我々が地域の導入支援のパートナーを務めている、株式会社セールスフォース・ドットコムの前会長でいらっしゃいました。

講演の内容は
「地方都市活性化のための諸問題と成功事例~全ての企業経営者に贈る。IT革命のもたらす効果とは~」
との題目で講話いただきます。

政府が重点政策として掲げる「地方創生」。人口減少の影響は、特に地方自治体にとって深刻な問題です。
政府は「まち・ひと・しごと創生法」により、少子高齢化への対応や、東京圏への過度の人口集中の是正、地域社会の個性を活かした住みよい街づくりを推進しています。
なかでも、IT技術の活用は、地方自治体の活性化において重要視されており、IT総合戦略本部は、地方自治体に対して「地方版総合戦略」を作成するよう要請しました。
「全国各地でのIT利活用に係る挑戦的な取組と、全国への横展開の推進」が掲げられており、『地域産業の活性化』『住みやすさの向上』『地方公共団体業務の効率化』で特にIT活用が求められています。

今回、宇陀様にはセールスフォースでの取り組みを通じて、ITがもたらす可能性と静岡県東部が進むべき道になるヒントをお話しいただきます。

講演の詳細・お申込みはこちらのページをご覧ください。
>>>宇陀栄次様講演 「地方都市活性化のための諸問題と成功事例」

セールスフォースの地方創生の取り組み

1、和歌山県白浜町リモートオフィス「Salesforce Village」

2015年10月より、和歌山県白浜町でテレワークを利用してのサテライトオフィスを運用をスタートしています。
白浜町と言えば、関西地方のリゾート地。静岡県で言うと、まさに伊豆半島と同じような立地条件だと思います。

ただ、単純に地元でアルバイトを雇ってのテレワークでなく、実際に東京本社で行っている仕事を地方で展開されています。
業務効率が11%改善したという効果も見られ、さらに2時間の通勤時間が10分に短縮したことで、ワークライフバランスの両立も図れているとのことです。

動画:イノベイティブな地方創生を - セールスフォース・ドットコム 白浜オフィス

2、千葉県千葉市「ちばレポ」

総務省による「地方創生に資する『地域情報化大賞』」において奨励賞を受賞した、千葉県千葉市が取り組む市民と行政をつなぐ新しいコミュニケーションツール「ちばレポ」も地方創生の取り組みにあたります。

セールスフォースが提供するモバイルクラウドプラットフォーム「Salesforce1」を基盤に構築された専用スマホアプリを使用し、市内で発生している公共インフラの不具合を市民がレポートする仕組みを構築しました。その結果、開始後1ヶ月で1,000人以上が参加し、1日平均10件レポートが寄せられるなど、市民ニーズの可視化と共有化、および行政における業務の効率化を実現しているとのことです。

動画:千葉市:市民と市役所がつながる - Salesforce1 Platformで実現する「ちばレポ」

9月21日は是非、お越しください

オリンピック・パラリンピック大会組織委員会チーフオフィサー宇陀栄次様の講演会はぜひお越しください。

オリンピックの最高責任者が沼津にいらっしゃる機会なんて滅多にないのはもちろんですが、オリンピックについて、地方創生の取り組みについて、そして経営のヒントなど、経営者や公務員、一般の市民の方など様々な業種やお立場の方に聞いていただきたい内容となっております。

たくさんのお越しをお待ちしおります。

  • 開催日時:9月21日(水)13:30~
  • 会場:プラサヴェルデ 小ホール

イベントの詳細、お申込みはこちらから
>>>宇陀栄次様講演 「地方都市活性化のための諸問題と成功事例」

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