静岡発!セールスフォースで顧客管理・営業支援を加速するブログ

2016年03月

2016.03.22

QRコードとの連携

私達は、クラウドサービスであるセールスフォースをお客様にご提案させて頂く事が多々あります。
どこからでもアクセスができ、入力された情報を分析するのにたけているので、とても便利です。
顧客管理に特化したツールではあるのですが、データベースのフレームワークとしての使い方もでき、以前開発したシステムで面白い枠組みのものがありますので、ご紹介させて頂こうと思います。

あるお客様から、QRコードを使って入力・管理するようなシステムを開発したいとご依頼がありました。

最近、AndroidやiOS(iPhone、iPad)が普及してきている事もあり、そうした端末に付いているカメラで写真を撮影した後にソフトで解析するような仕組みを考えました。
カメラで写真を撮影した場合画像ファイルとして出力されるので、QRコードの情報を得るためにはプログラム的な画像解析作業が必要になってくるのですが、一からプログラムを作るよりも無料のプログラム(オープンソース)を使って実現する方が一般的なので、何を使うのか選定するのが重要になってきます。

私達は、別の案件で「ZXing」という解析プログラム(ライブラリ)を使った事がありましたので、それを採用しました。
このライブラリは、1次元コード(良く商品についているバーコード)と2次元コード(QRコード)を解析できるので、もしそんな仕組みを作る場合には、ご検討いただいてはどうかと思います。

端末のカメラを起動してQR解析をする場合、毎回カメラを起動して読み込みを行うので、回数が多いと現場での作業が遅くなるので何か手はないか相談を受けました。
先方と協議を行い、市販のQRコードリーダを使う方向で進める事になりました。
最近では、BluetoothでiOSと通信できるタイプのQRコードリーダーがいろいろ出ているようで、
実績はありませんでしたが、調査した感触でよさそうでしたのでQRコードリーダーを使う方向で開発を進めました。(良い経験をさせて頂きました。)
QRコードリーダーの接続タイプは大きく分けて2種類あるみたいで、
キーボードの代わりに使うタイプ通信データとして接続するタイプがあるようです。
キーボードの代わりに使うというのは、テキストを入力する画面(例えばテキストボックス)をアクティブにすると、普通はソフトキーボードが起動してきますが、その代わりにQRコードをから入力できるようになるなります。
(リーダーで読み込むと自動で文字が入ります。)
もう一方は、QRコードリーダーとの接続をプログラム的に行い、リーダからのデータを順番に処理をして行く事になります。
前者はプログラムを書く必要がありませんが、ただ文字を入力するだけなので細かい事ができないのに対し、後者は細かい事ができますがプログラムを大量に書く必要がでてきます。
用途によって使い分けかと思います。
システム全体としては、QRコードリーダからiOSのアプリをかえしてデータを収集し、アプリからセールスフォースにデータを保存していくようなシステムを開発しました。
この枠組みは在庫管理などでも使えそうな気がしますが、もし機会があったらそんな提案ができたらと思います。

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